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Openseaでガス代を節約する方法【初心者必見】

NFT 仮想通貨

「Openseaでのガス代はいつ発生するのだろう。ガス代が発生するタイミングや、節約方法をまとめて知りたいな。」

こんな悩みに応えます。

本記事の内容

  • ガス代についてわかる
  • ガス代を確認する方法がわかる
  • ガス代を節約する方法がわかる

Openseaでお得に取引するにはガス代の知識が必要です。

ガス代の知識が不足していると場合によっては、「購入したいNFTよりもガス代の方が高い」なんてことも起こります。

これからOpenseaで取引をしたい方は、ぜひ最後まで読んで節約術を活用してくださいね。

ガス代とは

ガス代とは、ブロックチェーン上で取引する際に必要な手数料のことです。

NFTはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されていて、アイテムが取引されるたびに取引履歴の記録が必要になります。

取引履歴を記録する際に、マイナー(記録してくれる人)へ支払う手数料がガス代です。

ガス代が高くなる理由

取引したい人が多くなるとガス代が高くなります。

ブロックチェーンは約15秒に1つブロックが生成され、取引履歴が記録されます。

1つのブロックに記録できる容量は決まっていて、満タンになると次のブロックが生成されるまで処理されません。

となると取引したい人が多くなるほど順番待ちが発生します。

ガス代はマイナーへ支払う手数料なので、手数料を高く支払った人から優先的に処理されます。

こんな感じで手数料は高くなります。

Openseaでガス代が発生するタイミング

NFTを買う人と売る人で、それぞれガス代が発生するタイミングは異なります。

買う人にかかるガス代

以下のとおりです。

  • NFTを買う時
  • オファーをキャンセルする時
  • 通貨を両替する時

NFTを買う時

買い物をした時にかかる消費税みたいな感じで、手数料がかかります。

NFTがどの通貨に対応しているかで、手数料は変わります。そこだけ注意です。

オファーをキャンセルする時

基本的にキャンセルする時はガス代が発生します。

キャンセルするとガス代だけ支払うことになり、非常にもったいないです。

本当に欲しいアイテムだけオファーするようにしましょう。

通貨を両替する時

Openseaで出品されている作品をみてみると、色が違うETHマークがありますよね。

マークの意味は以下のとおりです。

  • 黒ETH・・・ETH
  • 紫ETH・・・Polygon(MATIC)
  • 赤ETH・・・WETH(オファー、オークションで必要)

対応する通貨がない場合は両替が必要です。

両替は以下の2パターンです。

  • 黒ETHと紫ETHの両替
  • 黒ETHを赤ETHに両替

どれもOpenseaの中で両替が可能です。

売る人にかかるガス代

以下のとおりです。

  • NFTの初回出品時
  • オファーを受け入れた時
  • 販売、オークションをキャンセルする時
  • 作品をエアドロする時
  • NFTをIPFSにアップロードする時

NFTの初回出品時

Openseaでは、初回だけ出品手数料がかかります。

次の出品からは無料です。

オファーを受け入れた時

オファーを受け入れた時は、売る人がガス代を支払います。

ここがややこしいところですね。

販売、オークションをキャンセルする時

キャンセルする時は、基本的にガス代が発生します。

しかし、キャンセルではなく削除の場合はガス代がかかりません。

じゃあ削除でいいじゃんと思うかもですが、作品を削除すると取引履歴も消えてしまうので注意です。

作品をエアドロする時

Giveaway企画などで、NFTをプレゼントする時はプレゼントする側がガス代を支払います。

ちなみにですが、Polygonならばガス代がかかりません。たくさんプレゼントする時はPolygonを使うのも手ですね。

NFTをIPFSにアップロードする時

IPFSをざっくり説明すると「NFTに番号を与えて、番号で呼び出せる技術」です。

そのため、もしもですがOpensea(登録されている場所)が消えたとしても作品は消滅しません。そのためリンク切れの心配もいりません。

ガス代は1つ登録するたびに必要です。

ガス代を確認する方法

ガス代は以下のサイトで確認できます。

それぞれ解説します。

ETH gas station

リアルタイムのETHのガス代が確認できます。

ホーム画面で確認できるこちらが速度別のガス代です。

「FAST→STANDARD→SAFE LOW」の順で取引のスピードが速いです。

下にスクロールするとメーターがあり、100に近付くほどガス代が高くなります。

Polygon gas Tracker

こちらもETH gas stationのようにリアルタイムのガス代が確認できます。

「Standard→Fast→Rapid」の順で取引のスピードが速いです。

Openseaでガス代を節約する方法

ガス代は、通貨を移動(支払ったり、両替したり)する時とその時の取引量によって決まります。

ガス代の具体的な節約方法は以下の4つです。

  • ガス代が安い時間帯に取引する
  • 入金や両替をまとめて行う
  • PolygonチェーンのNFTで取引する
  • メタマスクの処理速度を下げる

それぞれ解説します。

ガス代が安い時間帯に取引する

日本時間では、平日の夜が比較的ガス代が安いです。

おそらく取引が活発なアメリカが朝だからと思います。

安い時間帯を調べるには、ethereumpriceが便利です。

入金や両替をまとめて行う

入金や両替を行うたびに手数料が発生します。

なので、なるべくいっぺんにまとめて行うことで無駄な手数料を節約できます。

PolygonチェーンのNFTで取引する

PolygonチェーンのNFTならば、基本的にガス代はかかりません。

ブリッジ(両替)する時のみ、ガス代が必要です。

そのため、NFTの入門としてPolygonチェーンがオススメです。

メタマスクの処理速度を下げる

処理速度を下げることで、ガス代を安く取引することができます。

ガス代は「Low・Medium・High」から選択でき、速度が上がるにつれてガス代が高くなります。

処理速度を遅くすると、処理がなかなか終わらないことがあります。

特に混雑時は「処理が完了するまえに他の誰かにNFTを買われてしまった」なんて事もあります。

なので、必要に応じて使い分けが必要です。

まとめ

今回はOpenseaでガス代を節約する方法を解説しました。

要点をまとめておわります。

  • ガス代はマイナーへ支払う手数料
  • ガス代は取引したい人が増えると高くなる
  • ETH gas stationなどでガス代を確認できる
  • Polygonチェーンはガス代が安いため、初心者におすすめ
  • 通貨の両替をまとめて行うとガス代節約になる

少し気を付けるだけで、ガス代は節約できます。

今回の記事を参考にしていただいて、ガス代を節約していただければと思います。